今すぐに退職をした方が良いダメな会社とは?

退職した方が良いのか

会社に入社し働いていると、自分では良い会社か悪い会社か判断しにくい部分があると思います。また、会社の良し悪しに関しては、人によって基準が異なってきますので、中々判断が難しい部分だと言えます。例えば、残業が多すぎて辞めたいという方もいれば、残業が多い方がお給料がいっぱいもらえるので嬉しいという方もいます。女性が多いので職場の雰囲気が華やいでくれて嬉しいと思う人もいれば、女性に仕事を依頼する時に気を使わなければいけないので働きにくいという方もいます。その為、周りの方からあまり良い評判が無かったとしても、自分が満足していれば問題ないというケースも考えられるのです。

こういった理由で、自分にとって最適な会社なのか、転職というリスクを冒してでも他の会社を選んだら良いのかわからなくなっているという方も多いと思います。しかし、ここで注意して欲しいのが、アナタの価値についてです。今の会社に居続けたとして、例えば3年後、5年後、10年後に、アナタの市場価値は高まっているのでしょうか?今の会社での経験が、他の会社に転職する時に武器になれば良いのですが、そうでないような場合には、単純に年を取ってしまっているだけで、市場価値は暴落してしまっているのかも知れません。もちろん今回の新型コロナウイルスの影響などによって退職時期を見極めているというのなら問題ありませんが、何も考えていないのでしたら意識改革が必要になります。まずは、在籍している会社が良い会社か悪い会社かの判断ができるようになりましょう。

将来性のある会社の特長

良い会社と悪い会社は人によって違うといった説明をしましたが、将来性のある会社は、どちらにせよ良い会社だと言えます。いくら気に入った労働環境であっても、明日もわからないような経営状況でしたら、いつ会社が倒産してしまって無職になるかわかりません。将来性のない会社だと判断した場合には、今すぐ転職するといった事は難しいかも知れませんが、転職候補を日々の生活の中で探していく必要があります。

将来性のある会社を見分けるポイントして覚えておいて欲しいのが、求人情報です。自分の働いている会社の求人情報を確認することは、そういった部署にいない限りあまりないかも知れませんが、しっかりと目を通しておくと、会社の現状を理解する事ができますのでおすすめです。

例えば、求人情報に具体的にどのような人材が必要であるかであったり、採用する方に求めているスキルなどが掲載されているような会社は、将来性が高いと言えます。また、その募集内容に相当するお給料を提示しているかどうかも重要なポイントになります。本気で会社の成長を見越した採用であれば、しっかりとお金をかけて優秀な人材を確保しようとしているはずです。そういったことにお金をかけていない企業は、将来性があまりないかも知れません。

ダメな会社の特長

ダメな会社の共通点として挙げられるのが、ブラック企業化している会社です。例えばサービス残業を強いていたり、お給料の支払いが遅れる。休日出勤が当たり前になってきている。有給の消化ができない。無謀なノルマがある。社長以下重要ポストの人材が社長の親族や縁故採用者、年功序列での出世などがあるような会社は、当然ながらダメな会社です。

いくら人間関係が良好であっても、働きに応じたお給料をもらうことができないような場合には、自分の向上心も薄れてしまいますし、堕落した働き方が身についてしまいます。また、サービス残業や休日出勤などの過酷な労働環境下で働いているような場合には、うつ病などを発症してしまい、働くことができなくなってしまうようなリスクが生じてきます。

他にも会社が業績をアップさせるために事業拡大に対して後ろ向きであったり、業務改善を行わないような会社は、将来性もなくダメな会社の可能性が非常に高くなっております。また、業績アップを焦って新規事業に次々と手を出しすぎているという会社もダメな会社の共通点となります。こういった特徴と現在勤めている会社の特長が一つでも合致しているような場合には、もしかしたらダメな会社かもと考え直すようにしましょう。

退職を決めるポイント

色々と考えてみて、このまま会社に居続けるよりも、退職し他の会社に転職した方が良いと思った方は、転職するポイントを踏まえてタイムスケジュールを作っていきましょう。退職して転職しようと思っている方は、最初に退職時期を決定することから始めます。もちろん退職時期は、自分で好きな時に辞めることができるということは大前提ですが、自分だけでなく会社にとってもベストなタイミングで辞めることによって、円満退社が可能になります。

退職するにあたって覚えておいて欲しいのが、転職活動についてです。今年は新型コロナウイルスの影響で、再就職に異変が起きております。採用状況も不透明な部分が多いため、例年の転職活動よりもハードルが高くなっております。その為、転職までにかかる時間が計算できない状況になっているのです。その為、絶対に退職してから転職活動をするのではなく、在籍中に転職活動をするようにしなければいけません。もちろん大っぴらに転職活動をしていることを公言する必要はありませんので、安心して仕事を続けることができます。また、転職活動をする際には、しっかりと自分のセールスポイントなどをまとめたりなど、面接の練習や履歴書の書き方なども研究するようにしましょう。

上手な退職のコツ

上手な退職のコツをチェックしておけば、退職する際に円満退社できる可能性がアップします。その為、上司の方に転職を伝える前に、しっかりと確認しておくようにしましょう。

転職をする際には、上司に伝える必要があります。上司に伝える時には、必ず前もってアポを取るようにしましょう。まずはメールや社内の個人チャットでアポをとってください。このアポを取る時に、退職という言葉を使わずにアポを取るようにするのがポイントです。

また、退職の話をする時には、必ず二人っきりで話すようにしましょう。周りに同僚の方がいるような環境では、中々話しにくいと思います。また、退職を伝える時に周りに人がいると、会社にとって悪い影響を与えかねません。会議室や喫茶店など会社の方がいないところで話をするようにしましょう。

また、アポをとり話す時には、単に退職の意思を伝えるのではなく、お詫びの言葉を含ませて話を伝えるのがポイントです。お詫びの言葉を添えることによって、悪いと思っていることを前面に打ち出すことが可能となっているのです。また、退職の話をする時には、退職しようか迷っているといった表現ではなく、退職することは決定事項であるような話し方をしてください。曖昧な表現ですと呼び止められるリスクが高くなってしまいます。

退職する時の注意点

退職イベントは、人生を変えてしまうターニングポイントになっております。その為、しっかりと事前準備をした上で退職する必要があります。退職する時に重要なポイントは、会社にとっても自分にとっても前向きな気持ちになれるような退職であることです。もちろん上司や会社と自分との関係性によっては、どう頑張っても円満退社をすることは難しい方もいますが、喧嘩をしてもメリットはありませんので、円満退社を目指した言動や行動を意識するようにしましょう。

転職する時には、できれば会社の繁忙期をさけるようにしましょう。前々から転職活動ができているのでしたら、繁忙期を避けることができると思います。もちろん怪我や病気などの理由でしたら仕方のないことですが、出来る限り繁忙期を避けるようにしましょう。

また、これも重要なポイントなのですが、引き留められても振り切る強い意志を持つということもポイントになります。人手不足が深刻な会社は、あの手この手で退職を撤回させようとします。引き留められたまま在籍を続けると、退職することができなくなってしまうリスクもありますし、皆にバラされて職場での人間関係がギクシャクしてしまうリスクがあります。引き留められたとしても、絶対に負けずに意思を貫き通してください。

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